クイタランに続いて今回はキリンリキを考察したいと思います。この子を見てると某動物園にいる「オカピ」という動物を思い出してしまいます。

キリンリキ
タイプ:ノーマル・エスパー
とくせい:せいしんりょく/はやおき/そうしょく(夢)
種族値:70-80-65-90-65-85
微妙な火力とはいえ、タイプが優秀なポケモン。ゲンガーなどのゴーストタイプに対して役割を遂行できる上、特性である「せいしんりょく」はねこだまし持ちのコジョンドやエテボースなどに強いです。また、ノーマルの弱点である格闘技も、ある程度は耐えてくれます。
夢特性の「そうしょく」によって、ナットレイ含む草タイプに対して強くなりました。「せいしんりょく」のイメージが強いだけに相手のねこだましを躊躇わせることもでき、使い方によってはいい動きをしてくれそうです。
※この先、HP・こうげき・ぼうぎょ・とくこう・とくぼう・すばやさをそれぞれH・A・B・C・D・Sと略表記します。
◆HGSSまでのキリンリキ
HGSS時代、この子は教え技で「ふいうち」を覚えることができました。S85といった微妙な数値であるがためにこの子にふいうちを覚えさせたマイナー使いの方は多いと思います。またHGSS時代は「さいみんじゅつ」の力が強かったこともあり、「はやおき」の特性も少なからず使用されていた気がします。
また、この子を起点とした「バトンタッチ」も存在していました。耐久がないとはいえ、特化すればそれなりの耐久を出すことができますし、
「めいそう」「ドわすれ」「こうそくいどう」の3色バトンができたのもこの子だけだった気がします。
◆BWからのキリンリキ
HGSSと異なり教え技「ふいうち」が存在しない分、それを他の補助技で補わなければなりません。今回僕もBWになってから初めて育成したので、ふいうちは採用しませんでした。
耐久がまずまずしかなく、クイタランのようなHD振りにしても耐えられる範囲が狭すぎるこの子ができる仕事、それは「速いポケモンに対しての麻痺撒き」だと考えました。弱点を突かれない限りほとんどの攻撃は耐えてくれるキリンリキ、さすがにシャンデラやラティ兄妹などの攻撃は耐えられませんが、いじっぱりギャラドスのA252いのちのたま滝登りなどは普通に耐えます。そこを生かしていければいいかと思います。
◆持ち物と調整先
今回アタッカーとしての起用が目的であったため、「いのちのたま」を持たせることにしました。これだとめざめるパワー炎で机上論ハッサム(H252D148振り)は確定1発で落とすことが出来ます。
性格はひかえめにしました。おくびょうだと火力がなさ過ぎて少し見劣りしてしまうかもしれません。ですがS252振りたい方はいいかも・・・キノガッサ抜けますし。
耐久は最低条件としてギャラドスのいのちのたま滝登り耐えくらい。キリンリキが等倍で耐えられてかつ追撃で倒せる相手はギャラが限界と感じたからです。
肝心のSですが少なくとも6振りFCロトム(108)は抜いておいた方がいいかと思います。特に有効打が無いにしても、先制で電磁波を撒いて後発に繋げることができるからです。欲張りたい人は最速カイリキー(117)まで抜いておくといいかも。
そんなこんなで机上論ですが、僕のキリンリキはこんな感じになりました。
性格:ひかえめ(C↑A↓)
努力値:H172-B4-C224-D4-S104
実数値:167-×-86-151-86-118
持ち物:いのちのたま
技構成:サイコキネシス・10まんボルト・でんじは・めざめるパワー炎
耐久および素早さ
・珠持ちA補正ギャラドスのたきのぼり確定耐え
・最速カイリキー抜き
火力
・珠めざめるパワー炎で机上論ハッサム確定1
・珠めざめるパワー炎+珠サイコキネシスで特化ハッサム確定
・珠めざめるパワー炎でH振りシュバルゴ高乱数1
・珠サイコキネシスでH振りカポエラー高乱数1(HD特化だと確定2)
・珠サイコキネシスで無振りエテボースを珠ダメージ込みで確定1
・珠10万ボルトで補正なしHDギャラドス確定1(半減実だと確定2)
うーん、やっぱりパッとしませんね。でもそこはかわいさでカバーしてあげましょう。この子を活躍させられるように精進していきます。